ウォーハンマー40,000の世界観と各勢力の説明 (これですべてわかる!)

ウォーハンマー40,000の各勢力と世界観について、イギリスに住んだことがあり、そこでウォーハンマーをやっていた筆者が簡単に説明します。

 

舞台は西暦でいうと41000年の遠い未来。人類は宇宙へと進出しさまざまな宇宙人の種族と果てしない戦争を繰り広げています。宇宙人の軍勢のほかにも「ケイオス」(カオスの英語読み)という勢力がいまして、これはいわゆる「悪魔」や「魔族」の類です。主に暗黒神に従う悪魔(ディーモン)(これまた「デーモン」の英語読み)、あるいは混沌(ケイオス)の悪魔の神々たちの甘い誘惑に屈し、ある意味「堕天」あるいは「堕ちた」人間の兵士などがこの「悪の軍勢」的な勢力にいます。

 

とまあ、簡単にまとめると「人類の軍隊」vs「エイリアンども」(「ゼノ」とか「ゼノス」とか呼ばれている)vs「悪魔とか魔族の勢力」(ケイオス)の、巨大な宇宙戦争が繰り広げられている遠い未来が舞台なんです。イギリスのスペースオペラらしく、アメリカのスターウォーズなんかよりぜんぜんダークですよね? そこがウォーハンマーのいいところです! ファンタジー(悪魔とか魔族みたいなのとか)とsf(エイリアンとか宇宙戦艦とかレーザー兵器とか)が融合した独特の世界観が舞台です。

 

※ここでは、初心者でもわかりやすいように「人間」とか「悪魔」とか「エイリアン」とかいう一般的にわかりやすいことばを使っています。いきなりケイオスがどうとかゼノがどうとか言われてもわからないので。

 

それでは、だいたいの設定がわかったとおもうので、各勢力の説明に行ってみよう!

 

「人間」「悪魔」「エイリアン」という大まかな、だいたいのわけかたをしたので、まずは人間の勢力から見てみましょう。

 

人類の帝国「インペリウム」の軍勢:

 人類の帝国の目的は人類を守り、人類を繁栄させること。そして、人類以外の種族を抹殺すること。この世界における人類は善とは言い切れないのがポイントです。

 

その1:帝国防衛軍

この「帝国防衛軍」こそ、人類帝国の矛であり盾です。人類の最初の防衛線であり、同時に最終防衛線でもあります。使っている装備は戦車から航空機までいろいろ。現代の米軍とかを想像してくれれば近いイメージです。人海戦術を使っており、とにかくものすごい物量で宇宙人どもを蹴散らしていきます。同時に、生身の普通の人間の兵士からなるので、獰猛な巨大な宇宙人どもにボコボコにして捕食されることもよくあります。映画でいうとやられ役の一般兵みたいな感じですかね? 個人個人は弱いですが、軍団となることによって強大な軍事力を発揮します。この「帝国防衛軍」は英語だと「アストラ・ミリタラム」とか「インペリアル・ガード」とか呼ばれていますが日本人は「帝国防衛軍」というのが一番覚えやすいでしょう。帝国防衛軍の兵士たちは人類帝国の銀河に広がる巨大な惑星都市から徴兵されます。彼らは帝国の国教を教え込まれており、帝国の建国者である皇帝を神のように崇拝しています。皇帝は兵士たちにとってキリストとか神武天皇みたいな存在ですね。ちなみに皇帝はいま地球の黄金の玉座に座っています。彼は一万年前に息子に裏切られ致命傷を負いました。いまはその玉座(生命維持装置)に座っており、傷を癒しています。ちなみに帝国防衛軍ですが、つい最近、彼らの牙城であった「ケイディア」という要塞惑星が混沌の軍勢に破壊されてヤバい状態になっています。

 

その2:スペース・マリーン(宇宙海兵隊

名前からわかる通り、ようは「宇宙海兵隊」です。彼らは「アスターテ」とかも呼ばれています。ようは帝国の特殊部隊です。スペース・マリーンはザコ兵士の集まりである帝国防衛軍とはちがって、さまざまな人体改造を施されている超人兵士です。非常に背が高く、筋肉の量もすごいです。ちなみに心臓も2つあったりします。彼らの兵士数は帝国の領内にある惑星の数よりも少ないといわれていますが、ひとりひとりが非常に強いんです。スペース・マリーンはいくつもの「戦団」(チャプター)にわかれています。それぞれ違う色の鎧を着ており、独自の風習や文化があります。いまは何百ものチャプターが帝国各地にありますが、もともとは20しかありませんでした。いまあるすべてのチャプターはこの20あった「兵団」から派生し分離していったものです。もともとあった20の兵団は、すべて皇帝の息子たちによって率いられていました。しかし20のうちちょうど半分にあたる10の兵団が暗黒の神々の誘惑に負けて、皇帝を裏切ります。これがちょうど1万年前にあった「ホルスの大逆」です。ホルスとは皇帝を裏切った皇帝の愛息子の名前です。ホルスは皇帝に敗れ、結局大逆は失敗に終わります。とにかくそういうこともあり、皇帝の息子のなかで裏切らなかった「ギリマン」という男が、「裏切りがまた起きるとヤベーから、残った10の兵団も細かくわけよう」と思いつき、残った10の兵団を分解させます。こうすることにより、たとえひとつのチャプターが悪に堕天しても、10の巨大な兵団が裏切ったときみたいなヤバいことにはならないのです。とにかく、こういう歴史があり、いまはスペース・マリーンのチャプター(戦団)はたくさんあります。有名なのは青い「ウルトラマリーン」、赤い「ブラッド・エンジェル」、狼の毛皮とかをかぶったワイルドな「スペース・ウルフ」とかですかね?

 

その3:メカニカス(機械司教たち)

カニカスは火星に本部がある人間のカルト集団です。英語では「テック・プリースト」とも呼ばれています。ようは「機械司教」みたいな意味です。彼らは「オムニシア」という名前の「機械の神様」を崇拝しています。彼らの宗教によると、あらゆる機械には霊とかが宿るらしいです。彼らの本拠地である火星に、人類帝国の皇帝が地球からやってきたとき、彼らは皇帝こそ機械の神が具現化した存在であると考えるようになりました。実際にはそうではないのですが。とにかく、このような勝手な「思い込み」のせいで、彼らは人類帝国と共闘することになりました。皇帝からしても、自分が彼らにとってキリスト的な存在であることは、不本意でありながら都合の良いことでした。皇帝は無神論者ですが、火星の機械司教たちは非常に高度な機械文明を持っているのも事実でした。よって皇帝は火星のメカニカスたちと同盟を結ぶことになりました。以来、メカニカスはさまざまな古代兵器を発掘し修復したりして、帝国の戦争継続を助けています。一方で、「皇帝は我々の神ではない!」と考え、皇帝に服従することを嫌がった「ダーク・メカニカム」と呼ばれる、敵対的な機械司教たちもいます。彼らは人類ではなく人類に敵対する悪魔たちに仕えています。

 

その他

主な勢力は上記の3つです。ほかにも巨大なロボを操る「ナイト」とか、女性戦闘員で構成された「シスターズ」や、帝国の国家宗教を信じない者たちを抹殺する「尋問官組織」とか、皇帝を守る金ピカの「近衛軍」とか、宇宙での戦闘を行う「海軍」とかもあります。

 

エイリアンの軍勢ら:

人類の帝国は、銀河系の東西南北をさまざまな恐ろしいエイリアンの軍勢に囲まれています。人類の軍勢は、日々こいつらの攻撃に苦しめられています。ちなみにエイリアン同士は同盟関係にあるわけではなく、ふつうに殺し合いをします。ウォーハンマーの世界観では基本的に「同族以外はみんな敵」です。

 

その1:ティラニッド

ティラニッドは人類の住むこの銀河系の外からやってきた生命体です。彼らは「大いなる捕食者」と呼ばれており、惑星を訪れては、そこにいる生命体をすべて捕食し去っていきます。彼らが飛来した惑星は、荒地となります。彼らが最初に滅ぼした人類帝国の惑星が「タイラン」であり、「ティラニッド」という名前はそこに由来します。彼らは恐竜のような、モンスターのような、また昆虫のような巨大なモンスターからなる大軍団を衛星軌道上から落下させ、戦場に投下します。また、巨大な生物を惑星から惑星に輸送するための生物軍艦も有します。もちろん、巨大なモンスターだけではなく、犬くらいの大きさのヘビのような化け物の大群とかも放ちます。彼らは個々の生命体ではなく、テレパシーによって繋がった一つの生命体です。ティラニッドが惑星を喰らうときは、このような恐ろしい生物が何億体も一斉に衛星軌道上から降り注がれます。人間の住む惑星の上空に現れたら、ほぼゲームオーバー確定です。ティラニッドの軍勢を追い返すのは非常に困難であり、あまり成功例がありません。帝国はティラニッドに戦うというよりは、主に焦土作戦とかを使い、彼らが惑星を捕食できる前に彼らの餌を焼き払ったりしています。もちろん、重要な惑星に関しては徹底抗戦しますが。

このティラニッドたちが恐ろしいのは、彼らは帝国にものすごい被害を与えているにもかかわらず、どこから来たのかまったくわからないことです。一応銀河系の外から来たことはわかっていますが、彼らのいままで飛来してきた集合艦隊が、本隊なのか、本隊のほんの一部の先遣隊なのかわからないのです。下手をすると、いままで人類が戦ってきたリヴァイアサンベヒモス、クラーケンといった巨大な軍勢は、ティラニッド本体の1%以下とかいうこともぜんぜんありえます。ちなみに、このセオリーを支える証拠として、ティラニッドの来襲が年々増えていることが証拠としてあげられます。本体はきっと、この銀河系に辿り着いてすらいないのです。

ちなみに彼らの唯一の弱点は、彼らがワープとか超高速移動とかいった高度な科学力を有しないことです。ようは彼らは肉食動物の軍勢なので、高度な文明力とかはないです。

一方で、スウォーム・ロードという、めちゃくちゃ頭のいい、何度死んでも蘇る不死の司令官はいます。

 

その2:ネクロン

彼らは機械の軍勢です。彼らはかつては生身の肉体を持っていましたが、いまやガイコツのような黒い体をした機械兵士です。彼らは何千万年もの昔からこの銀河系にいましたが、長い眠りについていました。彼らの大いなる野望は、人類などの生身の種族を使い、自分たちも生身の生物に戻ることです。ようは生身の肉体を取り戻したいロボットエイリアンの軍勢です。彼らの支配者はサイレント・キングと呼ばれる不死の王であり、彼は仲間が長い眠りについている間、銀河系の外の外宇宙をウロウロしていましたが、そこでティラニッドの艦隊を出くわし「これはやばい。このままだと俺らが生身の体を取り戻すのに必要な人間とかの種族が食い尽くされる!」とパニクり、仲間たちを長い眠りから覚ますことにしました。現在、ネクロンたちは、銀河系のあちこちにある巨大なピラミッドから目覚めています。彼らもまた、ティラニッドと同様、本隊がまだ目覚めておらず、これから銀河系を荒らしまわる一大勢力になるでしょう。

 

その3:タウ・エンパイア

彼らはタウという青い肌を持った人型の種族が率いる帝国です。タウ・エンパイアの主な種族はタウ人ですが、ほかの種族もいたりします。人間もいたりします。タウ・エンパイアは「グレイター・グッド」つまり「大いなる善良」という国是をもっています。ようはこの考えは「功利主義」であり、「国家のあらゆる人民は、他者やより大きな善のために行動すべきだ」という考えです。経済的な思想ではないため、共産主義とか社会主義とは違いますが、ようは「社会のために働こう」という思想です。そしてタウの目的は、銀河系のこの思想を広めることです。そのため、他の種族であっても、この思想を受け入れるのであれば、歓迎され、エンパイアの一部になれます。人間がいるのもそのためです。ほかのエイリアンの種族であればヒトなんか殺すか食うかですが、タウは自らの思想を受け入れる人類は歓迎します。一方で、人類帝国軍に対して容赦しません。殺し合いをします。タウが共産主義とかとちがうもう一つの点は、カースト制度があることです。タウには軍人である「炎のカースト」、外交官である「水のカースト」、メカニックである「地のカースト」、航空機や宇宙船の操縦士である「風のカースト」、そして指導者的立ち位置にいる「賢者のカースト」があります。こういうインドみたいな封建的カースト制度もあるので、共産主義的である一方、その真逆でもあります。ちなみに人間がタウ・エンパイアに亡命すると、軍人である炎のカーストに入れられます。タウは比較的新しい種族であり、人類より遅れて宇宙進出しました。黄色い飛翔メカスーツを着て戦うところが特徴的です。

 

その4:エルダーとダークエルダー

クラフロワールドとかドゥンカリとかいう呼び名もありますが、一般的なのは「エルダー」と「ダークエルダー」です。これはファンタジー世界におけるエルフとダークエルフです。エルダーとは、かつてこの銀河系を支配していた種族ですが、大いなる災いが起き、彼らの帝国は衰退しました。そのときエルダーはエルダーとダークエルダーに分離しました。ようは宇宙エルフです。なので魔法のような能力や、高度な宇宙航行技術を持っていたりします。ちなみに人類を「下等生物」と見なしており、ほとんどのエルダーはヒトをゴキブリ程度にしかみていません。(一部を除いて)彼らはものすごいナルシストです。

 

その5:オルク(宇宙オーク)

スペース・オークなんて呼ばれたりもしています。こちらはファンタジー世界におけるオークというか、オークをそのままsfに持ってきた感じです。ファンタジー世界とはちがい、この世界のオーク(オルク)は、宇宙人です。つまり人類とはちがう惑星で進化した種族です。オルクは緑色の肌を持っていて、筋肉質で乱暴な生物です。ようはファンタジーのオークそのまんまです。ただしマシンガンとかメカスーツとか、高度な科学兵器も持っています。兵器はおもに他の軍勢の残したスクラップから作っています。しかし彼らの一部にはジャンプからも高度な兵器を作れる脅威的な知能があります。彼らはオスでもメスでもなく、糞尿みたいなものから、新しいオークが生えてきます。植物とか菌類のような方法で仲間を増やすということです。ちなみに彼らは遠い昔、非常に高度な文明によって作られた生物兵器の末裔です。彼らは宇宙を統治したいとかいう願望はなく、ただただ戦争を続け、暴れ回りたいという感じです。いちおう「おかしら」みたいなのがあちこちにおり、統制はとれています。たぶん……

ちなみに英語のウォーハンマー40000のpvとかpcゲームのpvを見ると、彼らはコックニーのアクセントで喋っています。ようは日本語に訳すと「おらあオークだべ! 人間どもなめんな! ぶっ殺すべ! オラあつええだ!」「わああああああ! 戦争だー! おらたちつええだあ! 覚悟しろおお!!」とかいった感じに喋ります。恐ろしい種族である反面、この暗い世界観におけるギャグ的な立ち位置にもいます。「スペース・マリーン」のこともうまく発音できず「シュペイシュ・マリーン!」と呼んでいます。かわいいですね。

 

ケイオス(混沌)の軍勢

 

その1:悪魔(ディーモン)

ディーモンとは「デーモン」です。デーモンの英語読みが「ディーモン」というだけです。ようはいろんなファンタジー作品とかにでてくる「悪魔」とか「鬼」とか「魔族」を想像していただけたらいいです。そのまんまです。彼らディーモンは、人類をはじめとする知的生命体の負の感情とかから誕生した存在です。ディーモンは「ワープ」と呼ばれる異次元空間から来襲し、人を襲います。彼らは4つの「混沌の神々」と呼ばれる魔神を崇拝しています。

 

その2:ケイオス・スペースマリーン

彼らはかつては人類帝国を守る特殊部隊「スペース・マリーン」でしたが、悪魔の神々たちの誘惑に負け、堕天しました。彼らは20あった帝国の初期の兵団のうち裏切った10の兵団です。それぞれ別々の4神を崇拝しています。ちなみに4神は殺戮と暴力の神「コーン」、疫病の神「ナーグル」、快楽の神「スラネッシュ」、魔術の神「ティーンチ」です。それぞれ使役している暗黒の兵団がいます。一方で、どれにもつかない「ブラック・レギオン」などの兵団もいます。ようはどれかひとつの神に使役するとその神にブラック労働みたいにこきつかわれたりおもちゃにされたりするので(肉体改造とか拷問とか)、どれにもつかず、逆にすべての暗黒神から支援をむらうほうがいいじゃん?と考えたのがブラック・レギオンです。ブラック・レギオンが崇拝するのはケイオス自体であり、特定の神ではありません。ケイオス・スペースマリーンは信仰する邪神のちがいから仲間割れもしょっちゅうしますが、ときどきこのブラック・レギオンのリーダーであるアバドンという将軍に率いられ、力を合わせ、人類帝国を滅ぼす大遠征にでることがあります。これがブラック・クルセードと呼ばれるものであり過去に13回行われています。ちなみに当然ですが、ネクロンとかオークとかティラニッドと戦争することもあります。

 

各勢力主要キャラ:

人類の皇帝:帝国を建国した英雄。ものすごいサイキック能力を持った戦士だった。西暦3万年あたりに、北斗の拳あるいはマッドマックスのような荒れ果てた状態だった黄金時代直後の荒廃した地球を統一し、その後は銀河系の人類の領土を再統一した。歯向かう者はボコボコにし、銀河系に秩序をもたらし、人類を統一した。何万年も生きており、おそらく現代(21世紀)以前からずっと生きていると言われている超人。イエスキリストと神武天皇アーサー王を掛け合わせたような人。現在は帝国の首都惑星である地球の黄金の玉座で眠っている。玉座は生命維持装置。もうすでに1万年は眠っている。どんどん生命力が低下しており、死ぬ寸前。植物状態。彼を生かすために、毎日何万人ものサイキック(超能力者)が生贄となっている。かつては非常に優しい人間であり息子たち(特にホルス)を溺愛していた。いまは植物状態も同然。彼は宗教を嫌っており、人類の帝国全土で一切の宗教を禁止した。にもかかわらず、彼の死後、彼が「神」として崇拝されるようになった。これはものすごい皮肉。

 

ホルス:皇帝を裏切った息子。皇帝に従って銀河を統一するために活躍したが、ある惑星で、混沌の神「ナーグル」に洗脳された首領によって毒が入った剣で刺され傷を負った。彼の部下たちは彼を救うために怪しげな魔女に助けを乞うた。しかしその女も混沌の神々の僕であり、彼女の「治療」によってホルスは混沌に洗脳された。その後、彼は皇帝を殺すための「大逆」を行い、数多くの兄弟を殺したがついに地球の戦いで皇帝に敗れて死んだ。皇帝も致命傷を負った。

 

ギリマン:「復讐者」の異名をもつ。皇帝の息子の一人。皇帝を裏切らなかった息子の一人。彼はスペースマリーンの最初の兵団のひとつであるウルトラマリーンズの総士長だったが、ある戦闘で傷を負い、傷を癒すため長い眠りについた。つい最近目を覚まし、地球まで植物状態の父親に会いに行った。皇帝の間で父親と(テレパシーで)対話したらしい。現在では帝国を率いる大元帥になっている。帝国の敵を蹴散らしている。

 

アバドン:ブラック・レギオンのリーダー。混沌の勢力の一番のリーダー。どの邪神にもつかず、自らの道を進んでいる。普段は内戦ばかりしている混沌の勢力をまとめあげる役を果たしている。かつてはホルスを敬愛していたが、いまではホルスを「敗者」と見做している。最近の戦果は帝国防衛軍の要塞惑星「ケイディア」を隕石でぶつけ破壊したこと。

 

マーニアス・キャルガー:スペースマリーンの戦団であるウルトラマリーンのリーダー。ギリマンが復活するまではウルトラマリーンのリーダーであったが、ギリマンが目覚めたことによりその席を譲った。ウルトラマリーンの母星であるマクラーグにティラニッドの「ベヒモス艦隊」が襲来したときはスウォームロードを一騎討ちで倒した。

 

ダンテ:スペースマリーンのブラッド・エンジェル兵団のリーダー。ギリマンにより帝国本土から分断されたダーク・インペリウムの指揮を任されている。

 

スウォームロード:ティラニッド軍勢の最高の司令官。名将。何度死んでも同じ記憶を持ったクローンが生み出される「不死の将軍」。どの集合艦隊にも産まれることがある。ハイヴ・タイラントの突然変異個体。

 

ダゴンオーバーロード:ティラニッドのダゴン艦隊の司令官。ハイヴ・タイラントの突然変異個体。

 

ファーサイト:タウ・エンパイアの炎カースト出身の軍人。赤い鎧をまとった軍勢を率いる。タウ本土とか決別し、独自の勢力を率いている。

 

サイレント・キング:ネクロンのリーダー。

 

以上がウォーハンマー40000の世界観の簡単な説明です。

とりあえずこれだけ知っておけば大丈夫だと思います。